赤十字の講習に参加(2)

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無事、救急法基礎講習の試験をクリアして後半3日間の救急法講習へ。

2日目、まず午前中はけが、きずの手当、骨折の手当などの講義から。


前日の試験で懲りたので、きちんと睡眠をとってきたのでちゃんと最初から最後まで

ちゃんとしっかり講義を聞けました。

 

午後からはいよいよ止血法。

不器用な私はドキドキですわ・・・・。

 




まずは直接圧迫止血、間接圧迫止血。


間接圧迫止血は、出血部位よりも体幹に近い部分の動脈を押さえて止血をするという方法。

解剖学の授業で体表で動脈が触れるところをさんざん勉強していたので

「おお、なるほど~」という感じでした。


下腿の出血を止めるため、鼠径部で大腿動脈を抑えるというのを数名の方とやったのですが、

「ぎゃぼ・・・痛い・・・」というくらいに、それも動脈がないところを・・・ぐあ・・・。


すっかり自己満足発言ですが、ここのところ、いろんな研修に出ていると


「勉強足りない、まだまだ足りなーい」

と思っていても、やっぱり3年生になると知らず知らずに身についていることってあるんだ、
と、ふと気づくことも。


大腿動脈押さえる位置、さすがに探さないでも分かりましたもん。


このあたりまでは順調。

 

そして、ついにというか、いよいよというか、三角巾を使っての止血や腕の吊り方へ(涙)。

 

先生のデモは鮮やかで、三角の布がみるみる包帯くらいの幅に織り込まれていく。


コレ見てる時点で、軽くパニック。

「ヤバイ・・・マジでヤバい・・・」

 

「はーい、じゃ、八つ折り作って、出来た人から座って~」

 

ひ~、出来た人からって・・・・・゚ヽ(>д<;)ノ アセアセ

 

しばらく大変でした。

真面目に大変でした。

 

ノロノロやっていると一緒に組んでいる人にも迷惑かけるし。


真面目にアセアセしながらやりました。

 

そんな心労もあってか、終わる頃には心身ともにズタボロな感じ。


そして、3日目は午前中は病気についての講義から。

脳疾患、心疾患などの症状、その時の対応など。


学校の授業で言うと総論とか各論で学んだことがたくさん出てきていたのですが、

授業ではチェーンストークス呼吸とかビオー呼吸とかで習っていたのが、

「大きくゆっくりとした呼吸になります」とかの表現になっていると・・・アレアレ、どれがどの

状態のこと言っているのか????・・・と、わけわからなくなっていることに気づく。


ああ・・・ヤバイな~。

 

そしてそれが終わると、またまた三角布を使った止血法の前日の続きから骨折時の固定まで。


覚えることはドンドン増える・・・追いつかない手。

不器用な自分を呪いましたわ。

 

本当なら居残りで練習して帰ったほうがいいのは分かっているものの、帰りの時間ころには

もう膝がぼろぼろな感じで気力が持たず。

 

自分の体重を支えるのって、大変(苦笑)。

 

そして、最終日。

この日は朝からシュミレーション。


個人的にはコレがめちゃくちゃ面白かった。

 

シチュエーションは地震で近隣の地区に被害が甚大。

電話は不通。500m先の病院は受入をしている。


傷病人は

  • 前腕骨折
  • 下腿骨折
  • ショックによる錯乱
  • 心停止(これはデモで使った人形)

の4人という設定で、救助者の人数は12名。


リーダーを決めようとか、割り振りを決めようとか、そんなことをやっているうちに助けてよ、

と思ったという傷病者役の人たち。


リーダー役の方は控えめの方だったので、今ひとつ取りまとめがうまくいっていなかったとか。


シュミレーションなのに全く動けなくなってしまう人とか・・・・(苦笑)


かく言う私も、前腕の骨折に対する固定で結ぶ位置がかなりまずく患者役の人に

「痛い、痛い・・・」と言われてしまったり(涙)


個人的に思ったのは、

  • リーダーは別に男性でなくてもいい
    (同じくらいの適性があれば男性のほうがいいとは思いますが)
  • 初動がとても大事。
    (倒れている人を目の前において、誰が誰を見るとかやってられないので・・・)
  • 現状の把握と優先順位を決められるだけの知識の必要性
  • 周りに目を配ることも大事。

そして何より手当の迅速さと正確さが必要 !!

 

ああ・・・練習します、練習!!!

忘れないように、きちんと出来るように・・・。

多分、現場でできるのは練習時の6~7割だと思うので。

 

そして、搬送の時・・・・

確かに私デカイですが、膝の調子が悪かったので手を離されて困りましたわ、正面の男性(涙)

泣くかと思った(涙)


日頃から自分の体調も万全に日々を過ごすのは大事なことだなぁとここでも痛感。

 

いや、ホントに面白かった。すごく勉強になりました。

 

そして、午後。

ここまでの処置の総復習と実技試験、座学試験。


あ~、ここ3ヶ月試験から離れていたので、やはりビビりました。(気が小さい・・・)

結果が送られてくるのは3週間後くらいらしい。


止血法とかチョイチョイやばかったので、チョットドキドキです。

座学はなんとかなったと思います。

 

とにかく体力的に結構ハードに感じたこの講習ですが、GWを4日潰しても参加して良かった。

自分のためはもちろんですが、いつか誰かの役立てる・・・かも???


いま学校で座学で勉強していることは、こんなふうに活かすのか・・という気づきも幾つかあって

本当にいい経験をさせていただきました。


先生方も素晴らしかったし、参加者のみなさんも自ら進んで参加されている方ばかりでしたので

私が見える範囲ではみなさんとても熱心で真面目に取り組んでいて、そういう環境も

とても新鮮で楽しかったです。

 

この資格、3年更新らしいので次はきっと3年後くらいに参加させていただくのかと思いますが、

できるだけ忘れないように・・・いざという時には役に立てるようにしていきたいと思いました。

 

とにかくとても疲れたけど、みっちり充実した4日間でした。

 

長文にお付き合いありがとうございました。







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このページは、べむが2011年5月 8日 23:58に書いたブログ記事です。

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