適齢期を考える

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今日、ここで書こうとしてるは、結婚ではなくて 「就職」適齢期について(笑)。


私自身、建前的には

「年齢でいろんなことを制限したり、諦めてはダメ」

とか言ったり、思ったりします。

 

でもやっぱり、ものごとには「適齢期」ってあると思うのです。

 



私はいまのこの勉強を始める以前、いわゆる社会人だった頃の大半の期間、

他人の就職のお世話をする仕事に就いていました。

 

その頃にしみじみ感じていたのが、最初に就職した会社で施された新人教育によって

その後の社会人生活がかなり決まってしまうということ。


特殊なテクニカルスキルを持っている人はこの限りではありませんが、

一般的なサラリーマンやOLが転職しようとしたときに、

「一般的な社会のマナーがきちんと身に付いているか否か」

これがその成否に結構な比重で関係してきます。


小さい会社でもきちんとした教育を施すところもないわけではありませんが、

新人のために時間とお金を使ってマナーを学ばせる余力のある会社でなければ、

なかなか行き届いた教育はできないものです。

 

もちろん、教育を受けたことがない人はその知識さえないわけですから、

自分がマナーや社会常識に欠けている事すら気づけるはずもありません。


でも教育を受けた人かれ見ればすでに自分にとって常識となっているマナーが

きちんとできていない人はても目につくし、おかしく見えたりもするのです。

 

なので、ちょっとした書類の書き方、面接の時に言葉遣い、もうちょっと言ってしまえば、

名刺交換の方法、座席のつき方、そんなわかっている人からすれば、ちょっとしたことが

できない(知らない)せいで、面接に落ちたりするのをいくらでも見てきました。

 

じゃあ、あとからそういう教育を受ければいいじゃん、と思うかもしれませんが、

なぜか新卒以外にそういうマナー研修をする会社はほとんど無いし、

やったとしても、真っ白だった社会人になりたての頃ほどすんなり身につかないだろうと

思います。

 

で、こんなことを書いて何が言いたいのか?というと、私見にはなりますが、

どんな業界の仕事でもいいから、若いうちに一度社会に出ておくべきだろう、

ということ。

 

例えば、一度も社会に出ないまま、いろいろ勉強をし続け30才になり、

そこで初めて就職したとします。

 

普通に大卒で働き始めていれば、会社では中堅に入ってくる年齢。

本人はずーっと学生だったので気づかないかもしれませんし、

自分ではフレッシュなつもりかもしれませんが

周りから見れば、いい歳のおにーさん(おねーさん)です。


いわゆる社会マナーが出来てなかったとしても、周りはこっそりバカにこそすれ、

丁寧に教えてくれたりなんかしません。

 

だって、普通に考えたら30代にもなって社会マナーが出来てないなんて誰も思わないから。

例として30才としましたが、20代後半くらいから同じことが言えると思います。

 

いちいち周りが気をつけて、変なことをやったら諭してくれるのは本当に若い期間だけ。


勉強も大事ですが、そういう社会マナーを覚える「適齢期」=「就職適齢期」を外すと

ある意味、一生取り返しがつかないことにもなりかねません。

 

鍼灸の仕事を

「治せれば、患者はくるはず」

と考えるのは決して間違ってないだろうし、それ自体に異論を唱える気はないですが、

私だったら同じ技術があるんだったら、いわゆる社会マナーや接客マナーがきちんとしてる

鍼灸院の方を選ぶと思います。



細かいことを言い出したらきりがないですが、患者さんを診察室に呼び入れること一つにしたって

そこには厳然たるマナーがあるわけですし、そういうのをきちんと教育された人から見れば、

「あ、ここはきちんとしてる」

というのは、肌で感じるものですから。

 

とはいえ、いまの学校の教育の中では、カリキュラムがてんこ盛りだということも

ありますが、卒業前にそういうマナー研修的なものを行うのは不可能でしょう。


特別授業で来て下さった先生で、そのへんのことをきちんと言及してくださっていた先生も

いらしたのですが、その言葉の意味は残念ながらその価値をわかっている人にしか

伝わらなかったように思います。

 

これから卒後のことを考える時期に来て、大きなチェーン店展開しているところを

嫌がる人もいますが、そういうところはある意味、いろんなことがマニュアル化されて

いるので、最低限のマナーは教えられるので、ファーストチョイスとしては悪くないと思います。

(これまた、あくまで私見です)

 

ずっとモラトリアム的に勉強を続けるのも悪いことではないけれど、まわりが

「若いからしょうがない」

と温かい目で育ててくれるうちに一度社会に出ておくのもとても大事なことだと思います。

 


その年齢でしかできない、学びづらいこともあるのです。

 

ここまで書いて最後に、

「でも、一番必要なのは患者さんを満足させる技術と心遣いだけどね」

と書き添えますが、

なんとなーく、ちょっとモラトリ~~ムな雰囲気(笑)を感じることがあって、

ついつい自分の思っていることを書いちゃいました。

 

まー、私も社会全般を知ってるわけでもないのにエラそうなことを書いちゃってるかもしれませんが、

前職の仕事柄、かなりの業種の大企業から中小企業の人事担当者や転職希望者の

動向を見てきた経験から感じていることを書きました。

 

偉そうに上に書いたようなことを思いつつも、肝心な

「では、自分がこれから何を学んでどうしたらいいのか」

が解っていないというアホさ・・・...ε=ε=ε=ヽ(*>_<)ノ ヒ──ッ!!

 

周りに関してイロイロ思うより、まずは自分の足元を固めなきゃ、ですね。

 

考えよう・・・(*´д`*)~з

 

 

 


ああ~、しかし。

私の能力では長文は無理だわ。。

途中で何書いてるかよくわからなくなってきたり、話がだんだん逸れたり・・・。


あまり難しいこと書いちゃイカンですにゃ。

 

 

 



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コメント(2)

はじめまして。
ブログ記事がすごく胸に突き刺さる内容で、世間知らずの自分のことを言われているような感じだったので、コメントしてしまいました。
この業界はかなり特殊で私も勤務時代は社会マナーなどはほとんど教わらなかったです。ですから今ものすごく苦労しています。気楽な鍼灸院を目指しています(笑)
今思うと、鍼灸学校のカリキュラムには経営学などをもっと実践的に教えてほしかったです。
国試がんばってください。

ツボ太郎さん、こんなこっそりと愚痴を綴っているようなブログを御覧いただきまして恐縮です。
鍼灸学校のカリキュラムは「国家試験合格」までが目的で、その先のことはあまり視野に入ってない
感じのところが多いみたいですね・・・。
経営はもちろん、施術に関しての保険、そもそも健康保険がなんなのか試験対策程度にしかわからなかったり、と本当は学生のうちに知っておきたいことがなかなか学べない気がします。
「この業界はかなり特殊で」・・・というお言葉、すごく理解できます。
私もイロイロ偉そうなことを言える身でもないのですが、つい勢いでかいちゃいました。
国試、頑張ります!

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