ネットをぶらぶらしていたら見つけたの2月15日の記事。
マッサージ:無資格者が実技指導、生徒の腰悪化 都内
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110215k0000m040139000c.html
うーん。
タイトルだけだど、いわゆるあましの免許を持っていない「無免許」の人、と勘違いされそう。
嫌だなぁ・・・。
このニュース、いくつか思うところがありますが、まず一つめ。
事故(と書いていいのか?)後の対応がまずかったのでは?ということ。
授業を受けていて信頼できなさそうな先生には自分の身体は任さないと思うので、
そもそものこの先生と生徒さんの関係はそんなに悪くなかったのではないでしょうか?
(あ、でも、授業中のデモのモデルだったら仕方なく身をまかせるか?)
ましてや、この生徒さん。
まだ卒業してないらしいじゃないですか?
うるさ型の生徒でも在学中に学校とモメるのを嫌がる人のほうが多いと思います。
(あ、違う人ももちろんいますが(笑))、
それを立入検査が入るまでに騒ぐというのは、事故後のケアが悪かったんだろうなと
容易に想像されます。
話がグッと戻りますが、そもそも学校側はこの事故があったの知ってたのかなぁ?
もし、知らなかったとすれば今回の件は、その報告を怠った事が一番の問題かも。
そして、知っていたとしたら・・・、生徒の満足のいくアフターケアができてなかったとしたら、
学校も「生徒だから」と舐めてたんだろうけど・・・。
うーん。
施術前の生徒さんのヘルニアの状態やどんな施術をしたのかがわからなければ
本来は語るべきではないのでしょうが・・・・
直後に立てなくなるほどの施術って・・・何したんだろうな~?
まだ2年生の学生の私たちのレベルでも、鍼灸あまし師のレベルで手を出す(治療すべき)べき疾患かどうかの判別について、知識であったり検査法であったりをがっつりと教え込まれます。
適応と思わなければ、医師に任せるように・・・と。
とはいえ、前後のやりとりがわからないのでこれ以上言及すべきではないでしょうね。
指圧とかの授業のデモ時に患者役になって体の調子壊された話は、他校の生徒との話の中でもチョイチョイ聞きますので、事故自体はもしかしたらどこの学校でも起きうる話なのかもしれないなと思ったりします。
ただ、この生徒さん。
仕事まで続けられなくなったそうで・・・。
40代という年齢まで考えると仕事をやめざるをえないというのは大変なことですし、腹のムシが収まらなかったのは理解できる。
(この年令だと、どう騒ぐと学校にダメージが来るかも知ってるしね)。
学校側の誠意があったのかなかったのか・・・それは知るところではないですが、
少なくとも、この生徒さんには伝わらなかったんでしょうね。
そして、ふたつめ。
本文より引用
89年の規則改正(省令改正)の際に学校が手続きを忘れて資格がなくなった
引用終了
・・・・・こりゃ、学校側の落ち度だよね。
まるで最初から教員資格ない人みたいに書かれてるけど、89年以前は教員として働いていた
人なのではないでしょうか?
「鍼灸・あまし学校の教員になるには、教員養成施設をでなければいけない」となる以前から
教員をなさっていた方は、その切替のタイミングで
「うちの教員としてやっていた人です」
と学校側が証明することで、制度化された教員養成科を出なくても既得の権益として継続して教員が続けられるという事だったんじゃないかと思われます。
それをうっかり 「忘れちゃった」 っていうのはね~ (ρд-)
そもそもこの時に学校側がきちんと手続きしていれば、この人はいまも正規の教員扱いだったわけでしょうし・・・。
20年も前のことだから、今回の事故の学校は今は体質も変わっている可能性もあるし、
これまた言及すべきじゃないんでしょうけど・・・
「なんだかな・・・(。-`ω-) んー」
というのが感想。
この件、あまり大きなニュースにならないよう個人的には祈っております。
なぜなら、これで学校側が補償とかすることになったら、
「え??俺も在学中に~~されて、立てなくなった」
とかブログとかに書く人がボコボコ出てきそうな気がするから。
そんな文章がドコドコ出まわって、
鍼灸・あましの免許自体の信用が落ちることがありませんように、と祈るばかりです。
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